「Linux標準教科書」読書会レポート vol.1

株式会社リゾーム 技術部 システム開発 第4グループの平松です。「入門 監視」読書会が終わりましたので社内の有志で新たに読書会を始めました。それをレポートしていきたいと思います。

読書会の題材

題材として選んだのはLinux標準教科書です。

linuc.org

読書会の本を決める際に賛同する声が多かったので、こちらになりました。
また、標準教科書は今回選んだ本以外にもサーバー構築やセキュリティについて書かれたシリーズもあり情報技術を包括的に学べる教材となっています。

読書会の進め方

進め方は、「入門 監視」読書会の時と同じです。

  1. 当日までに事前に章を読んでおく
  2. 感想や疑問点をまとめる
  3. Yammer(Viva エンゲージ)にアウトプットする
  4. 読書会当日、感想をそれぞれ発表する
  5. 意見交換を行う

1回目レポート

初回は、「Linuxとは」で、参加者は6名でした。

それぞれの感想・意見交換

基本ソフトウェアと応用ソフトウェア

  • 大学の頃にLinux環境でのプログラミングを少し学習したが、今はほとんど覚えていない
  • 例を挙げて説明されている部分が分かりやすく、知識を定着させやすいと感じた
  • 基本ソフトウェアの役割について、分かりやすく明文化されていて理解が深まった
  • 基本ソフトウェアと応用ソフトウェアは自分の中で明確に区別をつけていなかったため勉強になった
  • 普段の業務に活かせる部分は活かしていきたい
  • 卒業研究でRaspbianには触れていたのでその時の経験とすり合わせながら学習を進めていきたい

UNIX

  • Linus TorvaldsさんがLinuxを作ったということ自体は知っていたが、Linuxの特徴(特にライセンス形式)は知らなかったため新たな知識になった
  • 多機能・高機能のOSを目指した結果、広まったのはコンパクトで小回りが利くUNIXなのは面白い
  • 歴史を辿るのは結構大事
  • 大学で一通り学習したはずだが、誕生の歴史はほとんど覚えていなかった
  • UNIXが派生し、BSDやSystem V・Linuxがある
    • あまりそれぞれがどういった経緯でできていったのかは覚えていなかった

Linuxの特徴

  • ユーザランドでコマンドが動作する事は初めて知った
  • シェルはzshを使っている
  • ハードウェアに直接アクセスする部分がカーネルで、それ以外のPCを利用する側が認識できる部分がユーザーランド?
    • なのでユーザーが実行するコマンドとかファイルシステムとかの動作領域もユーザーランド?

ディストリビューション

まとめ

今回は誕生の経緯や特徴など前提知識がほとんどでしたので経験知の共有がしづらい章ではありましたが開発環境に関する共有は多少できたかと思います。 次章以降コマンドの実習等もあるのでより業務や過去の経験と絡めた感想を共有していきたいと思います。